このたびボヘミアンズ・ギルドでは三井楓人の個展「Run down」を開催いたします。

三井は多様な技法的アプローチを試みながらも、プリミティブな感触を持った作品を制作しています。
「Portrait of Ego」シリーズでは、古典的な題材である自画像を、深層心理と表層心理という二重構造を持たせることで、新しい形で多面的に表現することに挑戦しています。深層心理を自身がプログラミングしたAIで自分のポートレートを歪ませることにより表現し、表層心理はその歪ませたポートレートを自身でキャンバスに描き直すという形式の中で表しています。また近年では物理学にも関心を寄せており、エントロピーがもつ不可逆性や不規則性、さらには時間をテーマにした作品にも着手しております。複雑な表現方法を用いながらも、鑑賞者の心にストレートに入ってくる作品群をどうぞ会場にてご高覧ください。

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