2026. 6. 5 - 6. 21

毒山凡太朗 Bontaro Dokuyama 「Bohemian's Guild×LEESAYA合同企画展 第一弾 「パンリアル美術協会が見た日本画展」」

時下、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 

日頃は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。

 

この度、Bohemian’s GuildとLEESAYAは、合同企画展の第一弾として、「パンリアル美術協会が見た日本画展」を2026年6月5日(金)より、それぞれのギャラリーにて同時開催いたします。

 

Bohemian’s GuildとLEESAYAは、継続的にリサーチや知見を共有しながら交流を行ってきました。本企画は、両ギャラリーがそれぞれ蓄積してきた視点や専門性を持ち寄り、共同で展覧会を構成する試みでもあります。同時代における美術史的認識や制度的枠組みに対する関心を共有しながら、両者の協働によって本展は企画されました。

 

パンリアル美術協会は、1949年に日本画の革新を目指して結成された前衛美術団体です。海外由来の前衛運動を単に受容するのではなく、「日本画」という制度的・歴史的枠組みを基盤としながら、その内部から表現領域の拡張を試みました。彼らは、ときに素材や技法上の制約すら逸脱しながら、日本画に新たな地平を切り開こうとしたのです。

現在、日本画とそれ以外の絵画との差異は、主に使用画材による分類として理解されることも少なくありません。しかしパンリアル美術協会の作家たちにとって、日本画とは単なる技法体系ではなく、自身の歴史認識や文化的立脚点を含んだ実践として位置付けられていました。

では、彼らが自己規定した「日本画」とは、一体何だったのでしょうか。

本展では、大野俶嵩、三上誠、星野眞吾らパンリアル美術協会に関わる作家たちの作品を軸に紹介するとともに、現代作家・毒山凡太朗との共振を通して、彼らが志向した「日本画」と「前衛」のあり方を再考します。毒山凡太朗のこれまでの実践そのものもまた、既存の境界を横断し、社会を取り巻く構造や制度、歴史への疑問を内包しながら、それらを作品として提示してきました。

そして本展は、「日本画/非日本画」「前衛/伝統」といった分類を再検討すると同時に、美術における制度、境界、カテゴリー形成の問題について考察することを目的としています。また、加速度的に変化するアートマーケット、変容し続けるアカデミズムの枠組み、さらには国際芸術祭を含む展示制度の動向など、現在の現代美術を取り巻く環境そのものについても視野に含めています。そのうえで、本展では、日本を拠点として活動する作家やギャラリーが、いかなる歴史的・地域的文脈を引き受けながら実践を行うのか、その意義や役割についてもあらためて再考することを試みます。また同時に、現代において美術実践がどのような社会的・歴史的意味を持ちうるのかを検証する場となることを目指します。

つきましては、広報・告知のご協力を賜りたく、お願い申し上げます。写真等や作家ごとの詳しい資料等もございますので、どうぞお問い合わせいただけましたら幸いです。

末筆になりましたが、皆様いよいよのご清栄を心よりお祈り申し上げます。

 

 

2026年5月

Bohemian’s Guild 

LEESAYA

 

※当店での展示は毒山凡太朗のみとなります。